Activity Detailed Report
活動報告・詳細
関東鹿児島県人会連合会 主催
「ふるさと交流の旅 ~伊佐・湧水・霧島・姶良~」に
行ってきました!
関東鹿児島県人会連合会主催の「ふるさと交流の旅 ~伊佐・湧水・霧島・姶良~」に、総勢49名が参加しました。さいたま市鹿児島県人会からは、竹之内康一理事長をはじめ理事および会員13名が参加しました。
幼稚園児の和太鼓演奏空港到着ロビー9月23日(土)11:00頃に鹿児島空港に到着すると、空港到着ロビーで鹿児島県のセレモニー「明治維新150年まで、あと100日のカウントダウン」が行われており、幼稚園児の和太鼓演奏や三反園訓(みたぞの さとし)鹿児島県知事がご挨拶されていました。まるで、私たちを迎えてくれたようなタイミングでした。
昨年は屋久島・種子島へのツアーでしたが、今回は、県北の伊佐(いさ)、湧水(ゆうすい)、霧島(きりしま)、姶良(あいら)などを訪問しました。今回の交流会では、霧島市役所をはじめ地元の関係の皆様から、心のこもったおもてなしをしていただきました。
さっそくバスに乗り込んで、「黒酢レストラン」や、坂本龍馬とおりょうさんが新婚旅行で宿泊したという「塩浸温泉(しおひたしおんせん)竜馬公園」、霧島のおいしい水を生産販売している「関平鉱泉(せきひらこうせん)」などを見学しました。
坂本龍馬・おりょう像塩浸温泉竜馬公園にて黒酢レストランの庭に整然と並ぶ黒酢の甕
見学では、なんと前田終止(まえだ しゅうじ)霧島市長が、自らバスガイドをかって出られ、この地の歴史や産業などを詳しく説明してくださいました。「えびのエコミュージアム」を見学したのち、山の中腹にある前田市長のご自宅にお招きいただき、ガーデンパーティーを催していただきました。その折には、地元のお母さん方6名が結成したパフォーマンスチームが、田越し~田植え~一連の農作業~刈り採り~脱穀などを題材としたコミカルなパントマイムを披露していただきました。これには全員が大喜び。本当に腹の底から笑った! という感じでした。そして、その場に三反園知事もお越しになり、みんなの大絶賛を浴びることとなりました。また、「明日は出張のために、交流会に出席できないから…」と笹山義弘 姶良市長も駆けつけてくださいました。地元の方々と一緒にいただいた食事も、皆様の心のこもった手作り料理が数多くふるまわれました。
懐かしい「ふるさとの味」に満足し、おなかもいっぱいになり、とても素敵な交流ができました!
前田市長邸でのガーデンパーティー
町の皆様が横断幕を掲げてお出迎え翌日の9月24日(日)は、湧水町の丸池公園を訪問。湧水町の池上滝一町長をはじめ町の皆様が横断幕を掲げて出迎えてくださったことに感激するとともに、霧島連山から湧き出る水の美しさに感動でした!
この湧き水は、近所の方々がポリボックスを持って汲みに来られるということで、なんと無料だそうです。口に含んでみると、とても美味しい水でした。空気もおいしく、身体も清らかになったような気になりました。
湧水町・丸池公園
次に訪れたのが、"東洋のナイアガラ"と言われる「曾木の滝(そぎのたき)」。ここでは、ボランティアガイドの皆様が案内してくださいました。前々日の雨で水量も多く、とても迫力のある光景でした。
この曾木の滝は、売上2,000万部を突破した佐伯泰英著「居眠り巖音・江戸双紙」という時代小説の最新シリーズ「空也十番勝負・青春篇」(今年初めに発行)のなかで、武者修行のために薩摩に入りたい坂崎空也と、その侵入を防ごうとする薩摩の外上衆徒との戦いの描写があるのですが、その舞台が川内川の源流地点である、この曾木の滝なのです。この小説には、薬丸示現流(やくまるじげんりゅう)の話も出てきます。この書籍を読んでいましたので、曾木の滝の景色を見て、感慨もひとしおでした。「空也十番勝負・青春篇/上・下」(双葉文庫刊)はオススメの一冊です!
空也十番勝負・青春篇曾木の滝にて曾木の滝
霧島アートの森美術館にてその後の昼食では、伊佐市の「早水荘」で、おいしい伊佐米をいただき「霧島アートの森美術館」へ。(この美術館の)館長は種子島出身で東京大学大学院教授の河口洋一郎さんです。今回の旅に一緒に参加され、自らアートの森美術館を案内していただきました。霧島神宮にてここには草間彌生(くさま やよい)さんの独特の水玉模様の作品も展示されており、みんなで記念写真も撮りました。
その後の見学先の「霧島神宮」では本殿に入らせていただいて、お払いをしていただきました。代表して関東鹿児島県人会連合会・加治屋会長が玉ぐしをささげ、全員で連合会の発展を祈りました。
霧島ロイヤルホテルにて夜は、「霧島ロイヤルホテル」で、メイン行事の地元の皆様との交流会「霧島、伊佐、姶良、湧水地域との交流会・親睦会」が開催されました。伊佐市・隈元新市長、湧水町・池上滝一町長、霧島市・前田終止市長、姶良市・久保力副市長をはじめ、役所・商工会議所や実業家の皆様など、総勢121名もの方々がご出席のなか、皆様と交流させていただきました。公務の合間をぬって、三反園知事も駆けつけられ、鹿児島牛が「日本一の称号」を獲得したこと、パッションフルーツをブランドに仕上げることなどの抱負を語られ、「来年の明治維新150年は、鹿児島が大ムーブメントを起こします!」と力強い意欲を示されました。
地元の皆様との交流会
彩峰流家元・深川真理さんアトラクションでは、彩峰流(あやみねりゅう)家元・深川真理さんが、鹿児島弁を織り交ぜた軽妙なトークで場を盛り上げ、天孫降臨霧島九面太鼓(てんそんこうりんきりしまくめんだいこ)による「和奏(わかな)」を力強く演奏され、司会も兼ねてくださった歌手の小池順子さんが持ち歌を披露されるなど、とても楽しい会になりました。竹之内連合会幹事長(さいたま市鹿児島県人会理事長)が、お礼の言葉を述べて、盛大な交流会は幕を閉じました。
蒲生八幡神社にて最終日の9月25日(月)は、霧島市役所を表敬訪問し、これまでの霧島の発展について教えていただきました。その後、来年の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」第1話のロケ地にもなった、加治木町(かじきちょう)の精矛神社(くわしほこじんしゃ)を訪問しました。ここの宮司の島津義秀さんは、島津家の末裔であり、薩摩琵琶(さつまびわ)奏者として第一人者でもあるのですが、自ら(境内を)案内をしてくださいました。蒲生八幡神社(がもうはちまんじんじゃ)の御神木・日本一の巨樹「大クス」も見学しました。
蒲生八幡神社の「大クス」宮司の島津義秀さん精矛神社
それから鹿児島空港の近くにある、麹(こうじ)の生産で有名な「錦灘酒造(にしきなだしゅぞう)」で昼食。その後、明治36年に建設された木造駅舎で有名な「嘉例川駅(かれいがわえき)」を見学しました。ちょうどその時、観光列車「はやとの風」が到着。車内を見学できました。猫の駅長「にゃん太郎君」も休日出勤していたので(?)、みんなで一緒に写真を撮りました。
そして一行は、鹿児島空港にて解散となりました。
猫の駅長・にゃん太郎君列車の中を見学観光列車「はやとの風」
今回は、2泊3日の楽しく有意義な「ふるさと交流の旅」ができました。地元の皆様には、とてもお世話になり、心からお礼を申し上げます。さいたま市鹿児島県人会のメンバーからも「とても収穫のある旅だった!」という声が聞かれました。「『ふるさと・かごしま』を盛り上げることができる連合会にしよう!」と決意を新たにした旅でした。