Activity Detailed Report
活動報告・詳細
関東鹿児島県人会連合会 主催
「ふるさと交流の旅 in 沖永良部島・徳之島」
沖永良部島と徳之島を訪問しました!
10月5日(土)~7日(月)、関東鹿児島県人会連合会が
主催した「ふるさと交流の旅 in 沖永良部島・徳之島」に
竹之内理事長をはじめとする当NPO法人7名
の会員が参加しました。
5日の早朝、参加者33名は羽田空港に朝7:00
に集合。第1班(17名)は鹿児島経由沖永良部島へ、第2班(16名)は沖縄経由で沖永良部島へ向かいました。そして、現地集合の2人を加えて総勢35名の旅行団となりました。
沖永良部島にて
到着した「えらぶゆりの島空港」では、地元・和泊町(わどまりちょう)の皆さんが歓迎の横断幕を持って出迎えていただき、感激でした!
昼食後は、西郷(隆盛)さんが逗留されたという茅葺(かやぶき)の牢屋を見学。西郷さんの「敬天愛人思想」の教えをしっかりと守って伝承されている地元の皆さんに、歴史の説明を受けました。
ここでは子供たちにも西郷さんの教えが行き届いており、素直で思いやりのある子どもが育っていると感じました。このことは、夜の交流会で「エイサー」を演奏してくれた沖永良部高校の生徒さんたちが、明るい笑顔で元気に挨拶してくれたことで、いっそう感じました。
交流会では、伊地知 和泊町長・赤地 知名町副町長をはじめとする総勢60名の皆さんが集まってくださり、琉球を思わせる伝統芸能「御前風(ごぜんふ)」という琉球舞踊や、遊弦会「せりよさ」の皆さんの南国ならではの独特な三味線の演奏などを披露していただきました。多くの皆さんと楽しい交流ができて、とてもありがたく楽しい時間が過ごせました。
翌日は、島の景勝地を見せていただきました。特に、全長3,500メートルと言われる鍾乳洞「昇竜洞(しょうりゅうどう)」は圧巻! 自然が織り成す神秘の"地下芸術"を堪能しました。現在は(全長3,500メートルの内の)600メートルが公開されているとのことです。
また、ここはサンゴ礁でできた島ということもあって、多くの場所でその奇岩を見ることができました。
日本一と言われる「ガジュマル」は、国頭小学校(くにがみしょうがっこう)の第1回会卒業生が植樹されたということで、すでに130年を超えた見事なものでした。
そして永良部百合フリージア生産出荷組合と生産者の方々から、有名な「えらぶゆり」の球根をお土産にいただきました! 関東でもたくさん咲かせてPRしようと思います。
徳之島にて
昼過ぎのフェリーで和泊港を出発し、16:30に徳之島・亀徳新港(かめとくしんこう)に到着。こちらでも徳之島町の皆さんが待ち受けてくださっていて、そのまま「なくさみ館」へ。私たちのために「闘牛」のデモンストレーションを準備していただいていました。短い時間でしたが、とても迫力のある闘牛を見ることができ、少し興奮しました。
その夜の交流会は、高岡 徳之島町長・森田 天城町長・大久保 伊仙町長を中心に、3町から70名以上の皆さんが参加してくださって、とても賑やかになりました。3町長の挨拶の後に懇親会に入り、その冒頭で横田 三州倶楽部常務理事と、ふるさと・徳之島に全力支援しているという泉重千代翁法要実行委員会代表の四本理事長から、世界最高齢(120歳)としてギネスブックにも載っている泉重千代翁の居宅に、関東鹿児島県人会連合会の記念植樹を行うと発表がありました。このサプライズに会場はどよめき、関東鹿児島県人会連合会としても、たいへんうれしい提案で、さっそく翌日に植樹を行いました。長寿の秘訣も教えていただきました。
また、昼間はバスの運転手さんがオカリナを演奏してくださったりして、地元の皆さんの音楽に対する情熱の大きさを感じました。
懇親会では「祝い唄」や「夏目踊り」などを地元の皆さんが厳かにそして楽しく演じてくださいました。町役場職員の澤 愛香さんは、三味線を演奏しながら島唄を歌ってくださり、サプライズ登場の高岡 徳之島町長のテナーサックス演奏も素晴らしいものでした!
徳之島は沖永良部島の2倍の広さ(周囲 約100㎞)なのですが、500メートル級の山もあり、とても豊かな自然がありました。長年の浸食によって形作られた犬の門蓋(いんのじょうふた)のギザギザは奇景でした。また、北端のムシロ瀬は花崗岩が広がっており、珊瑚とはまた違った不思議な形の岩がたくさんありました。そのほか、2000年シドニーオリンピックの金メダリストの元陸上競技選手・高橋尚子さんが合宿したことで有名になった「尚子ロード」、金見(かなみ)集落の「ソテツトンネル」、サーフィンが楽しめる「畦(あぜ)プリンスビーチ」、徳之島が生んだ大相撲第46代横綱「朝潮太郎の銅像」など、見ごたえのある名所がたくさんありました。
3,000年以上も前から人が住み、琉球王朝の影響も受け、長寿世界一とも言われる「徳之島」は魅力一杯! いまや世界自然遺産の推薦地として話題にもなっています。
私たちも、この交流会を通して数多くのものを教えていただきました。さらに多くの方々が訪問してくださって、自然と歴史そしてスポーツを楽しんでもらいたいと思います。